更新日 2026年10月31日

国の委託|2026年10月号

環境省の契約は4月に集中 2025年度は件数の半分、金額の7割超

環境省の委託や調達の契約は年度初めの4月に集中し、2025年度は4月1日だけで776件が結ばれました。入札の公告は、予算が成立する前の1〜3月に出ています。

今月の動き960件1,885件のうち4月に結んだ数

契約の半数が4月に集中

9604
1315
1466
1357
1028
1249
7610
5811
6812
271
182
403
2025年度(2025年4月〜2026年3月)の環境省の物品・役務の契約の、月ごとの件数。合計1,885件

2025年度は、1,885件のうち960件が4月の契約でした。4月から8月までの5か月に占める4月の割合も、2024年度の63%から2026年度の66%まで、毎年ほとんど変わりません。

金額では4月の重みがさらに大きい

年度1億円以上の契約うち4月
2024年度166件125件
2025年度140件105件
2026年度(8月まで)108件96件

2025年度の契約の総額は947.8億円で、そのうち695.1億円が4月です。この中には、福島の廃棄物の処理のように1件で数十億円の契約も含まれます。

1件の金額の中央値も、4月の1,375万円に対し、5月から後は920万円です。大きな仕事ほど4月に始まります。

公告は1〜3月、予算成立が条件

712月
591月
1762月
983月
104月
環境省の入札公告のページで公告日が分かった、2026年4月の競争入札の契約351件(ほかの1件は前の年の公告)

2026年4月に結ばれた競争入札の契約561件のうち、公告日が分かった351件では、333件が1月から3月の公告でした。

公告には「令和8年度の予算が成立することを条件とする」と書かれています。国会で予算が決まる前に入札を進め、新しい年度の初日に契約を結ぶ流れです。

2025年度の契約の方式4月5月から後
総合評価の入札285件338件
そのほかの入札302件346件
随意契約373件241件

4月は、入札をせずに相手を決める随意契約が39%を占め、5月から後の26%より高くなります。随意契約にも、1月ごろに公募を出すものがあります。

年度途中は国立公園と補正予算

5月から9月は、国立公園の仕事と、生き物や自然の調査が増えます。件名に国立公園や国定公園を含む契約は、4月の960件中54件に対し、5月から9月は638件中105件でした。

10月から3月には、補正予算の仕事が出ます。2025年度は、九州や関東で大きな災害に備える、災害廃棄物の対策の仕事が続きました。

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