更新日 2026年10月31日

国の委託|2026年10月号

いであが環境省の委託件数で会社最多 上位3社は環境調査が本業

2024年4月から2026年8月までの環境省の委託件数で、会社の最多はいであの125件でした。続く日本エヌ・ユー・エス、エックス都市研究所も環境調査が本業で、3社とも1968〜1971年に創業しています。

今月の動き125件会社で最多、いであ

財団を除けば、いであが首位

自然環境研究センター(財団)161
いであ125
日本エヌ・ユー・エス107
エックス都市研究所94
国立環境研究所88
三菱UFJリサーチ85
デロイト トーマツ80
みずほ75
日本工営63
自然公園財団62
環境省のみ。物品・役務の契約の件数の上位10(2024年4月〜2026年8月)。会社はグループでまとめた数。みずほはリサーチ&テクノロジーズとみずほ銀行の合計

2024年4月から2026年8月までの相手先全体では、一般財団法人の自然環境研究センターが161件で最も多くなっています。

Big4ではデロイトが80件で7位に入り、KPMGは19件、EYは11件、PwCは5件でした。

金額の上位には、1件で100億円を超える契約を受けた共同企業体が来ます。それを除くと国立環境研究所が72.6億円、エックス都市研究所が59.6億円、デロイトが53.4億円で、いであは42.6億円です。

3社とも1968〜1971年の創業

会社公式サイトで分かること
いであ環境と建設のコンサルタント。1968年に気象予報の会社として始まり、翌年から環境調査を手がける。従業員1,112名
日本エヌ・ユー・エス1971年に原子力のコンサルティング会社として設立。いまは環境・エネルギー・安全防災・ITの4分野。日揮ホールディングスが88.88%を出資
エックス都市研究所1971年設立。まちづくり、温暖化対策、廃棄物と資源循環などの調査と計画づくり。社員155名

水・放射線・廃棄物が3社の柱

いであは、水と化学物質の仕事が中心です。件名に「水」を含む契約が38件あり、有明海の再生や水俣条約の調査を毎年受けています。2024年度には、浪江町で除染などに必要な住民の同意を集める支援を5億2,800万円で受けました。

日本エヌ・ユー・エスは、放射線の健康影響の研究調査を3年続けて受けています。2024年度は3億3,000万円でした。PFAS(有機フッ素化合物)のリスク評価も毎年の仕事です。

エックス都市研究所は、廃棄物の仕事が中心です。2024年度には、指定廃棄物等の処理の支援を8億4,447万円で受けました。水銀やプラスチック汚染の国際的な取り決めに関わる調査も、毎年受けています。

Big4は大型で毎年入れ替わる

Big4が環境省から受けた115件では、脱炭素・GXの仕事が約半分です。ほかは国の事業の評価や管理、環境省の手続きのオンライン化が多く、化学物質や水の調査はほとんどありません。

会社1件の金額の中央値2026年度に前の年から続けた仕事
いであ1,947万円38件中23件
日本エヌ・ユー・エス1,700万円34件中25件
エックス都市研究所2,310万円26件中17件
Big4(4社の合計)約4,000万円23件中4件

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