更新日 2026年11月3日

エネルギー|2026年11月号

資源エネルギー庁の委託3,540億円、84%がJOGMEC 件数の首位は三菱総研の57件

資源エネルギー庁が2024年度から2026年8月までに結んだ委託は538件、3,540億円です。金額の84%は、国家石油備蓄の管理や石油・天然ガスの探査を受け持つJOGMEC(エネルギー・金属鉱物資源機構)に渡り、件数では三菱総合研究所の57件が最も多くなっています。

今月の動き84%資源エネルギー庁の委託でJOGMECの分

備蓄と探査に毎年900億円超

仕事の中身(億円)2024年度2025年度2026年度(8月まで)
備蓄・資源の確保(石油・ガス・鉱物)9969121,098
原子力・放射性廃棄物8611980
脱炭素(再エネ・省エネ・水素・CCS)807153
その他(料金の負担軽減・統計・広報など)171514

年度の合計は1,179億円、1,116億円と続き、2026年度は8月までで1,244億円になりました。ただし2026年度には、前年度の予算を繰り越したJOGMECなどの4件、174億円が入っています。

脱炭素の委託は件数で最も多い一方、1件の平均は8,500万円で、備蓄・資源の平均33億円の約40分の1です。洋上風力の事業者選び、省エネ法の定期報告の分析、水素の支援の審査といった、制度を回すための調査が細かく並びます。

JOGMEC以外は調査の会社が並ぶ

三菱総合研究所57
日本エネルギー経済研究所36
デロイト トーマツ34
野村総合研究所28
JOGMEC18
日本原子力研究開発機構14
資源エネルギー庁の委託の件数(2024年度〜2026年8月)

シンクタンクとBig4、戦略系などのコンサルを合わせると185件で、件数の34%を占めます。金額では84億円、2%ほどです。

三菱総研は脱炭素29件、原子力14件、電力の制度9件と受ける分野が広く、原子力では人材の需給の見通しやサプライチェーンの調査を3年続けて受けています。野村総研は28件のうち25件が脱炭素で、省エネ法の定期報告書の分析や建材のトップランナー制度の見直しが目立ちます。日本エネルギー経済研究所の36件には、海外の政策動向や統計、情報発信の仕事が14件含まれます。

脱炭素の制度づくりは、半分をコンサルが受ける

脱炭素の委託239件のうち117件は、シンクタンクとコンサルが受けています。2024年度、2025年度とも年80件を超え、題材は合成メタン、水素、バイオ燃料から、洋上風力やFIT・FIPの賦課金にまで及びます。

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