更新日 2026年11月1日

国の制度|2026年10月号

GX-ETSの確認機関に15機関が登録 多くは認証・検査の機関

国の排出量取引制度GX-ETSで、会社の排出量を確かめる登録確認機関は、10月13日までに15機関になりました。うち9機関を認証・検査の機関が占めます。

今月の動き300〜400社GX-ETSの対象の見込み

初の届け出は2027年9月30日

GX-ETSは、2026年度から法律にもとづく義務の制度になりました。国は、CO2を出してよい量(排出枠)を会社ごとに配ります。会社は、出した量と同じだけの枠を、期限までに持っておきます。

2026年度1年間の排出量を数える
2027年9月30日確認を受けて、排出の実績と枠の量を国に届け出る
2027年11月ごろ国が枠を無償で配り、取引の市場が開く
市場が開いたあと足りない枠を買い、余った枠を売る
2028年1月31日排出量と同じ量の枠を持っておく(償却の期限)
東北経済産業局の制度説明資料(2026年5月)の図をもとに作成。11月の枠の割り当てと市場の開始は目安

確認が要るのは、排出の実績と、国の指針にそって会社が計算した枠の量の2つです。

対象は直接排出の多い会社

300〜400社国内の温室効果ガスの排出の60%近くをカバーする見込み

対象は、CO2の直接の排出量が、前年度までの3年度の平均で年10万トン以上の会社です。

枠は、業種ごとに決めた基準で比べて配るのが基本です。基準のある20業種で、対象の会社の排出の90%をカバーします。

監査法人はEY新日本とあずさの2法人

確認機関は、排出量が正しく数えられているかを確かめ、報告書を出します。2026年3月31日に最初の3機関が登録され、10月13日までに15機関になっています。

認証・検査の機関9
コンサルティング会社など4
監査法人2
2026年10月13日までに登録された15機関。種類分けは機関の名前と事業による

認証・検査の機関には、日本品質保証機構、SGSジャパン、日本海事協会などがあります。監査法人からは、EY新日本とあずさの2法人が入りました。

EY新日本は8月19日に、確認の業務を始めたと発表しました。証拠の残し方や承認の手順など、確認の前の準備も支援します。あずさ監査法人は、自主参加だった第1フェーズで、20社以上に排出量の保証をした実績を挙げています。

環境省は炭素価格の調査を毎年発注

カーボンプライシングの調査を受けた会社は、2024年度の三菱総合研究所から、2025年度以降はみずほのグループに移っています。

環境省のカーボンプライシングの調査受けた会社金額
構想の検討(2024年度)三菱総合研究所8,800万円
検討調査(2025年度)みずほリサーチ&テクノロジーズ6,496万円
検討調査(2026年度)みずほ銀行6,710万円

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